もともと敏感肌でない人でも、春先や秋口などの季節の変わりめになると、敏感肌になってしまうという人が増えています。これは、どんな肌質の人にも起こり得ることですが、なぜなのでしょうか。
それは、人間の顔の中の血液の量が、季節の変わり目になると変化するためです。顔の血液の量は、春分の日あたりから下がり始め、秋分の日あたりから増えていこうとするそうです。暖かくなると、体を冷やそうとし、寒くなると、体を温めようとする、人間に生まれつきそなわった機能というわけです。
しかし、この血液の量の増減と、気温とにズレが生じたとき、敏感肌というトラブルが起きる場合があるのです。肌のバリア機能が落ちてしまうことで、乾燥肌・敏感肌に悩まれることになります。
肌のバリア機能とは、角質層が担っているものです。この角質層を化粧品で保湿し、うるおすことが、敏感肌に対応するためのスキンケアです。角質層がセラミド(細部間脂質)でうるおされているのが、正常な肌の状態なのです。乾いた肌をうるおすスキンケアを心がけましょう。
■どんな化粧品を選べばよいか?
セラミド入りの化粧品は、うるおいを与えるだけでなく、肌の保湿力を高める働きもしてくれます。また、天然水ベースのものは、体の水に近いので、浸透力があります。したがって、肌がうるおうことでしょう。最近は、持ち歩きに便利なミニボトルや、スプレータイプのもの、有名なミネラルウォーターで作った化粧水なども出ています。
自分で直接手にとって、選んでみてください。保湿目的のパックをするのもいいでしょう。冬の乾燥に備えましょう。
■保湿は自分の肌感覚でコントロール
肌自身のうるおいと、化粧品による保湿とで、何をどのように使って保湿すればよいのかは、迷ってしまうところです。
セラミド入りの化粧品は、生体内の水を、ポンプのように引き上げるので、うるおいを与えるだけでなく、保湿力を高める働きもしてくれます。うるおいが、十分であると感じられるときは、軽い化粧水程度で保湿するとよいでしょう。天然水ベースのものは、生体内の水に近いので、浸透力があります。
また、軽いマッサージなども、新陳代謝を促すためには、良い方法です。いずれにせよ、自分の肌とよく相談した上で、使う化粧品を選択するようにしてください。
美白は食生活から効果的にすすめていきましょう。美白のためには、身体の内側から効く食事も欠かせないでしょう。毎日の食事により美白に効果的な栄養素をバランスよく摂っているとお肌は透明感のある、いいコンディションをキープすることができます。美白に効果的な成分は、ビタミンCやビタミンE、ビタミンB群、カルシウムなどです。
これらの成分以外には、代謝を高めるビタミンA(β-カロチン)や肌をつくるたんぱく質も効果が高いとされています。これらの栄養素を1日で摂ろうとすれば長続きはしないので、1週間単位でバランスよく摂ることが重要なポイントになります。ビタミンCは美肌と美白に欠かせない成分です。ビタミンCは色素の沈着を防ぐだけでなく、コラーゲンの生成を促してくれますので細胞の酸化も防いでくれます。ビタミンCはほとんどの野菜や果物に含まれていますが、熱に弱いため調理をする際は注意が必要となります。
ビタミンEは、血行をよくしてくれて細胞の酸化を防いで、代謝を活性化させる働きがあります。ごまやアーモンド、かぼちゃ、オリーブオイルなどに含まれています。ビタミンB群は、代謝を高めてくれて肌荒れやむくみを防ぐ働きがあります。にんにくやヨーグルト、豚肉、のり、ごまなどに含まれています。最後にカルシウムですが、カルシウムは、肌の抵抗力を高めてくれて炎症を起こしにくくするという働きがあります。豆腐や納豆、海草類、小魚、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどに含まれています。その中でも牛乳などの乳製品のカルシウムは、吸収率が高いためおすすめです。