仕事などで、どうしても空調設備から離れられない暮らしをしている私たちにとって、肌の乾燥対策は、重要項目です。空調のせいで、肌がカサカサになり、肌荒れがすすんで、シワになっていくこともあります。また、乾燥肌は、痒みを引き起こしたりもします。
乾燥肌というのは、肌の角質層から、水分が少なくなってしまったり、皮脂の分泌が足りなくなってしまったりしている状態のことをいいます。この角質層は、肌を外界の刺激から守ってくれる機能を持っています。それが、乾燥によって、角質層が弱まると、肌は無防備な状態になってしまうというわけです。
角質層には、NMFという、天然保湿成分があります。これがたくさんあると、保湿力のある、潤いのある肌を保つことができるのです。そのために必要なお手入れとしては、どんなことがあげられるのでしょうか。
注意点は、次の3点です。
1.乾燥肌の人は、硫黄入りの洗顔料や、入浴剤を使用しないようにすることです。脂性肌の人は、皮膚科ですすめられて使用することがありますが、これは肌を乾燥させるためです。
2.40度以上のお湯で洗わないでください。洗顔はぬるま湯が基本です。
3.タオルで皮膚をこすらないでください。上からそっと水気を押さえるようにします。
また、洗顔の泡にも注意してください。しっかり泡立てていますか?手で泡立てず、顔にこすりつけて泡立てているなんてことはないでしょうか。それも、乾燥肌にとっては、刺激のもとになってしまいます。しっかり泡立てる、またはコールドクリームで丁寧にふき取るというように、肌への刺激には、充分気をつけましょう。
化粧品でスキンケア対策を行なうことと、上記のように、毎日の生活の中で気をつける、この2つのことを両方、こつこつ行なっていくことが大切です。
美白は食生活から効果的にすすめていきましょう。美白のためには、身体の内側から効く食事も欠かせないでしょう。毎日の食事により美白に効果的な栄養素をバランスよく摂っているとお肌は透明感のある、いいコンディションをキープすることができます。美白に効果的な成分は、ビタミンCやビタミンE、ビタミンB群、カルシウムなどです。
これらの成分以外には、代謝を高めるビタミンA(β-カロチン)や肌をつくるたんぱく質も効果が高いとされています。これらの栄養素を1日で摂ろうとすれば長続きはしないので、1週間単位でバランスよく摂ることが重要なポイントになります。ビタミンCは美肌と美白に欠かせない成分です。ビタミンCは色素の沈着を防ぐだけでなく、コラーゲンの生成を促してくれますので細胞の酸化も防いでくれます。ビタミンCはほとんどの野菜や果物に含まれていますが、熱に弱いため調理をする際は注意が必要となります。
ビタミンEは、血行をよくしてくれて細胞の酸化を防いで、代謝を活性化させる働きがあります。ごまやアーモンド、かぼちゃ、オリーブオイルなどに含まれています。ビタミンB群は、代謝を高めてくれて肌荒れやむくみを防ぐ働きがあります。にんにくやヨーグルト、豚肉、のり、ごまなどに含まれています。最後にカルシウムですが、カルシウムは、肌の抵抗力を高めてくれて炎症を起こしにくくするという働きがあります。豆腐や納豆、海草類、小魚、牛乳、チーズ、ヨーグルトなどに含まれています。その中でも牛乳などの乳製品のカルシウムは、吸収率が高いためおすすめです。